後立山(長野/富山) 白馬岳(2932.3m) 2021年8月7日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 1:29 猿倉駐車場−−2:05 林道終点−−2:22 白馬尻小屋(建物は無い)−−2:46 雪渓に乗る(標高1720m アイゼン装着)−−3:34 秋道(標高2100mアイゼンを脱ぐ)−−4:19 避難小屋−−4:55 村営頂上宿舎−−5:22 白馬山荘−−5:41 白馬岳 6:42−−6:58 白馬山荘−−7:16 村営頂上宿舎 7:40−−8:47 雪渓に乗る(アイゼン装着) 8:50−−9:02 秋道(アイゼンを脱ぐ) 9:05−−9:24 白馬尻小屋−−9:37 林道終点−−9:47 長走沢 9:49−−10:07 猿倉駐車場

場所長野県北安曇郡白馬村/富山県下新川郡朝日町
年月日2021年8月7日 日帰り
天候晴後霧
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場猿倉に駐車場あり。ただし2021年は工事のため駐車場が縮小
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無とりあえず無し
山頂の展望晴れれば大展望。ただしこの日は雲海が高かったこと、日本海側にも雲海があったことでイマイチだった
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コメント今年初の白馬岳へ。雪渓が後退し秋道の歩きが長く小雪渓のトラバースは無かった。花のシーズンのピークは過ぎていたが常念岳や爺ヶ岳では見られない花が多数あり楽しめた。来年は花のピークである7月終盤に登ろう




前夜9時前の駐車場は8割程度埋まっていた 白馬尻小屋の目印 今年は建物が無い
標高1720m付近で雪渓に乗る 標高2100m付近で左岸の秋道に乗る
小雪渓から流れる沢 振り返ると登山者の光が見えた
避難小屋 杓子岳方面
お花畑を登っていく 水源の雪渓はまだあった
頂上宿舎のテント場。土曜早朝でも結構賑わっていた。今日の夕方は恐ろしいことになりそう
イワキキョウの群落。これだけ多いのは初めて ミヤマダイコンソウはテント場横だけにあった
ミヤマキンバイ。既に花はおしまい ハクサンイチゲもテント場横だけにあった
ミヤマキンポウゲ ハクサンフウロの群落
イワオウギ。葱平付近から頂上宿舎まで多数みられる エゾシオガマ
ミヤマアキノキリンソウ。森林限界以上では異様に背が低い タカネシオガマ
県境稜線から白馬岳を見上げる
たぶんイブキトラノオ。群落あり タカネツメクサ
祖母谷温泉方面へ下る人あり 葉っぱからしておそらくシラネニンジン
葉っぱからして間違いなくミヤマウイキョウ ウメバチソウ。秋を感じさせる花が咲いている
剱岳に朝日が当たる 今年は学生の大パーティーが復活
イブキジャコウソウ 白馬山荘
白馬山荘前のミヤマクワガタ ミヤマアケボノソウ。初めて見た
ミネウスユキソウ 白馬岳山頂部
イワツメクサ 虹が出た。きれいだが雨が降っている証拠
白馬岳山頂 白馬岳から見た白山
白馬岳から見た360度パノラマ展望写真(クリックで拡大)
白馬岳から見た八ヶ岳〜南あるお臼(クリックで拡大)
白馬岳から見た常念山脈、穂高、槍ヶ岳
白馬岳から見た中越南部、村杉半島の山々
白馬岳から見た大雪渓方面 毛があるのでチシマギキョウ
ウサギギク ライチョウの親。こっちを向いてくれなかった
ライチョウの子も背中を向けたまま ヨツバシオガマ。過去に見た中で最も背が低い
数が少ないがコマクサがある イワベンケイ
ヒメジョオンに似ているがエゾムカシヨモギらしい 葉っぱの形状よりハクサンボウフウ
頂上宿舎のテントはほとんど消えていた
茎の形状からしてオヤマソバ。オンタデ、ウラジロタデとの区別が難しい ヒメクワガタ。初めて見た。調べるのに苦労
僅かに咲き残ったウルップソウ ミヤマオダマキ。頂上宿舎ではこの一輪しか咲いていなかった
たぶんリンネソウ。調べるのに苦労 ミヤマコウゾリナ。初めて見た
ミヤマキンポウゲ キオン。森林限界で生えているのは初めて見た
ミミナグサ。花はイワツメクサと同じだが葉が異なる 花は無いがタカネヤハズハハコ
ミヤマトリカブト オトギリソウ
ミヤマタンポポかシロウマタンポポ ヤマガラシ
ヒメクワガタ たぶんオンタデ
散った直後のチングルマ オタカラコウ。メタカラコウと共に群落を形成していた
ガスのお花畑 花弁数が少ないのでメタカラコウ
蕾だがミヤマアカバナっぽい。この種は似たものが多いようだ おそらくミヤマトウキ。セリ科は判別が難しい
ミソガワソウ。大雪渓コースでは多数見られる タカネナデシコ
クルマユリ。コオニユリと花は同じだが葉の付き方が異なる テガタチドリ
シナノキンバイ ミヤマキンポウゲとシナノキンバイ。サイズの違いが分るだろう
オニシモツケ。たくさん咲いていた シロバナハクサンフウロ。初めて見た
ミヤマオダマキ 小雪渓下端
雪渓脇にウルップソウ。こんな低い場所であるとは 沢の中にはコンロンソウ。終わりかけ
シロウマアサツキ。完全にネギ坊主 キバナカワラマツバ。初めて見た
しつこく調べた結果、オオカラマツだった。初めて見た ヤマハハコ
ニガナ カラマツソウ
ユキノシタ科。トリアシショウマかハナチダケサシあたりか? 左岸の秋道
ミヤマカラマツ ここで大雪渓に乗る
大雪渓を次々と登ってくる登山者 ここで右岸の秋道に上がる
ヤマガラシ 雪渓末端より上部でも秋道を通る
たぶんノウゴウイチゴの実 オオバミゾホオズキ
数は少ないが標高1650m付近にミヤマキンポウゲあり ズダヤクシュ
ケルン。今は雪渓はずっと上にある ニガナ
モミジカラマツ。葉が紅葉に似ている カラマツソウ。花はモミジカラマツと同じだが葉が丸っこい
ミヤマカラマツ。花の太さが一様ではなく太い箇所あり シロバナニガナ
たぶんヤマハッカ これもユキノシタ科。ハナチダケサシかなぁ
オオレイジンソウ。白馬尻小屋上部に多い 白馬尻小屋。今年は建物、トイレが無い
白馬尻小屋前から大雪渓を見上げる タマガワホトトギス
オオコモリソウ ヨツバヒヨドリ
細かな種類は不明だが大きなくくりはシシウド ギボウシ
ホタルブクロ ソバナ
鑓温泉方面登山道は今年も通行止め 猿倉分岐
駐車場の一部は工事のため閉鎖 駐車場の空きは僅か


・今年も会社のお盆休み期間に突入。複数の台風の接近にコロナ禍もあり、昨年同様に日帰りの連発で済ませることに。まずは花を期待して白馬岳へ。2年前以前は花の時期に何度も登っているが、花にほとんど興味が無かったので数が少ない珍しい花は全く見ていなかった。お盆の時期は夏の花を楽しむには少し遅いが、いつもの常念岳や爺ヶ岳では見られない花はまだたくさんあるだろう。

・雪渓の状態を調べるため手近な山にしては珍しく情報収集を実施。その結果、小雪渓のトラバースはもう必要なくなっていることが判明。大雪渓の取付きと離れる場所はよく分からなかったが、登りも下りもできるだけ秋道を歩いて雪渓に取り付けばいいし、おおよその場所は想像がつく。夜明け前の真っ暗な中を歩いてもルートは分かるだろうが落石が心配。まあ、滅多なことでは人に石が当たることはないけど。

・金曜夜に猿倉駐車場に入ると既に8割程度が埋まる盛況にびっくり。天気予報では明日から下り坂なので、その前の好天に登っている登山者が多いということだろう。それに今年は何か工事をやっていて駐車場の南側は閉鎖され、例年より2,30台程度収容台数が減っている影響もあるだろう。湿った南風が入って猿倉でも涼しさがイマイチで、窓上部を開けても車の中が暑いため後部座席のドアを少し開けて酒を飲んだらそのまま寝てしまったが寒くはなかった。夜中でもかなり気温は高めだった。

・山頂到着は日の出1時間後を目標に出発は午前1時半。この時間でも駐車場に入ってくる車がポツリポツリとやってくるが遠方からの登山者だろう。ご苦労様。こちらは4時間の睡眠で出発だ。年を取った影響か、4時間程度眠ればそれほど眠気は感じない。これは平日でも同じである。さすがにこの時刻に出発する登山者は他にいない。

・林道終点から登山道に入ると、沢沿いにはオタカラコウ、メタカラコウが目立った。それにミソガワソウも。オタカラコウ、メタカラコウ、ミソガワソウとも森林限界のお花畑まで広範囲に分布していた。森林限界に生えていても下界にも生えていると高山植物とは呼べないだろうなぁ。

・白馬尻小屋は今年も営業していないのは知っていたが、建物も組み立てされておらずトイレも無し。ここのトイレは毎度利用させてもらっていたのだが。今回は頂上宿舎のトイレを利用した。白馬尻小屋が営業していないのでテントも皆無だったし、いつもならここに大雪渓のルートの解説があるのだが、それが無かった。

・白馬尻小屋を過ぎると特徴的な形状のオオレイジソウの白い花が目立つ。これは初めて見る花なので帰ってからネットで調べて種類が判明。ケルンの近くには雪渓は見えず、まだ秋道を上がっていく。雪渓が接近する場所もあるが、岸に近い部分は雪が解けてしまっていて雪渓とは隙間が空ているので、今はロープで進入禁止を示していた。

・標高1720m付近で秋道とほとんど高低差無く雪が現れたところが雪渓に乗る地点で、ここで6本爪軽アイゼンを装着して雪渓歩きに切り替える。雪渓上は冷たい風が吹き下ろして暑さが和らぎ快適に登れるが、逆に冷えすぎるので手袋、毛糸の帽子、アームカバーを装着。時々生暖かい風が吹き降りてくるとメガネが曇るのが厄介。まあ、多少視界が制限されてもライトの光で見える範囲はさほど広くないので大きな影響はないけど。昨日の足跡は日中の気温上昇でアイゼン跡はきれいさっぱり消えているが、雪の上でも人が歩いた形跡は雪の汚れ方で意外とはっきりと分かる。ルートを外しても左右に光を当てればトレースを発見できた。最後は雪渓を直進しないよう広く張られたロープに従って右上に斜上して秋道入口に。雪渓上部では杓子岳側から落ちてくる落石の音が不気味だったが、その頃には雪渓中央より北側を上がっていたので落石を受ける心配は無かった。

・左岸の秋道に乗ってからしばらくは高巻き。道は明瞭でライトの光で歩いてもルートを外すことは無い。村営頂上宿舎前から流れ落ちる沢には橋が架かり、小尾根の葱平へ。秋道に変わる前はここが大雪渓終点だが、今は雪渓は大きく後退して大きな沢音が聞こえている。葱平は花が多く一番目立つのはイワオウギとミソガワソウ。シロウマアサツキの紫色のネギ坊主も見られた。下を振り返ると登山者のライトが。おそらく大雪渓を登っている最中だろう。光はずっと見えていた。私との差は1時間以上2時間以下くらいだろうか。

・葱平を通過して沢沿いを上がって小雪渓下端を掠めるように通過。避難小屋に達すればお花畑を登っていくが、まだ暗いので道端の花しか見えない。相変わらずミソガワソウが多く、白いオニシモツケも結構多いが赤いシモツケソウは全く見られなかった。意外だったのがオタカラコウ、メタカラコウがこんな高さで群落を作っていたこと。さらにはキオンとしか思えない花と葉を見てびっくり。帰宅後にネットで調べたが本当にキオンらしい。森林限界なので今までに見た中で最も背が低かった。ハクサンフウロ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ヨツバシオガマ、タカネナデシコ、オトギリソウ、イワオウギ、テガタチドリなども見られ、往路は暗くて写真撮影に向かなかったので下山時に撮影した。

・明るくなり周囲が見えるようになると下界は雲海、頭上は雲がやや多いものの明るい曇りで雨の心配はなさそうだ。風もほとんどない。ただし湿気が多いので早い時間にガスが上がって展望が無くなってしまうだろう。下山時の暑さを考えるとガスるのは悪いことではないが。稜線にはライトの光が見えて今日の縦走を開始した登山者がいたが、大雪渓へと下ってくる登山者はまだいなかった。

・村営頂上宿舎前の水源となる雪渓はまだ大量に残っていた。テント場には土曜朝なのに多くのテントがあり、出発準備する多くの登山者の姿があった。今日から3連休になるので今日夕方のテント場は大混雑だろう。あ、ここはテント場も要予約なのでそこまでいかないかな。テント場は浅い谷底になっているが、その北側斜面はお花畑が広がっていた。遅くまで残雪がある影響かここだけ明らかに周囲より花が多く、ミヤマダイコンソウ、ハクサンイチゲ、エゾシオガマはここだけしか咲いていなかった。ウルップソウの咲き残りも僅かにあった。

・県境稜線に出ると待望の白馬岳山頂が姿を現す。幸いにしてまだガスは上がっておらず晴れている。テント場に多数の人がいたくらいなのでまだ稜線上に人の姿は少なかったが、祖母谷温泉方面へ下る登山道へ入る2名パーティーを見かけた。ロングコースなので早出はいいことだ。旭岳との鞍部付近にはまだ大きな雪田が残り、その上にはルートを示すベンガラが撒かれていた。

・白馬山荘までの緩やかな斜面では花を探しながらのんびり登っていったが、もう花のピークの時期を過ぎてしまったようで明らかに花の種類、数とも以前見た時より減っていた。それでもタカネツメクサ、イワツメクサ、イワオウギ、タカネシオガマ、ミヤマウイキョウ、ウメバチソウ、ミヤマアキノキリンソウ、イブキトラノオ?、シラネニンジン、イブキジャコウソウ等が見られた。

・白馬山荘からはメインの登山道を離れて山荘前を通って稜線東縁の登山道を上がっていく。山荘前にはミヤマクワガタが咲いていた。まだ蕾だったがミヤマオトコヨモギがあった。これは初めて見る花なので下山後のネットでの調査で種類が判明。白い毛に覆われたミネウスユキソウ、濃い紫の花のミヤマアケボノソウあり。ここは日曜朝の日の出の時刻は山荘宿泊者が日の出を見ようと大勢出てくるが、もう日が出てから少し経過しているので人は2人だけだった。

・さらに登ってメインの登山道へと合流、虹が出ているとの指摘で振り返ると薄っすらと虹が出ていた。虹はきれいなので歓迎なのだが雨が降っている証拠なのでイヤな面もある。ただし、上空の雲は薄く雨の心配は無さそうに思え、降ってきてもごく弱い雨だろう。幸いにして感じるかどうか程度の微かな雨粒が落ちてきただけだった。虹は10分以上出ていたと思う。

・三角点のある山頂に行く前に南の肩で写真撮影。ここからの方が南への展望がいいためだ。雲海の高さが高いが八ヶ岳、富士山、南アルプスは見えていた。まだ日が低いので山肌が陰になって写真写りはイマイチであったが、常念山脈、槍穂、裏銀座、立山、剱岳など主要な山々は全て見えていた。針ノ木岳、蓮華岳は雲海の上に突き出していた。

・南の肩から僅かな時間で白馬岳山頂に到着。2年前には無かった新しい山頂標識あり。山頂には小屋から往復しに来た軽装の登山者や、栂池方面へ縦走する登山者など多くの人が行き交っていたが、多くは栂池方面へと向かっていった。大ザックを背負った学生パーティーはおそらく朝日岳方面へと縦走するのだろう。そういえば昨年はツアー会社によるパーティーや学生パーティーは全く姿を見なかったなぁ。下界は雲海に沈んでいるが山頂は晴れて日差しが強まってきたので顔に日焼け止めを塗って麦わら帽子を被った。

・山頂ではHPに掲載するための360度パノラマ写真を撮影。今回は雲海の高さが高く頚城山塊も雲海に埋もれ気味で北信の山々、志賀高原は見えないのが残念。それに日本海側も雲海で海岸線や日本海、能登半島は見ることができなかった。まあ、それでも湿気が多い中でこれだけ見えれば満足すべきだろう。予想通りこの時間帯から徐々に雲海の高さが高くなり常念山脈は雲に覆われて見えなくなってしまった。こちらの稜線が雲に覆われるまでそれほど時間はかからないだろう。夜中から歩き始めて正解だった。

・下山は花の撮影をしながらなのでいつもより時間がかかったが、丹念に探しながら歩いたので目立たない小さな初めて見る花もいくつか撮影できた。下界のヒメジョオンを小さくしたようは花はエゾムカシヨモギらしかった。薄い青色の小さな花はヒメクワガタ。これは種類を特定するのに苦労した。下を向いた白い小さな花はリンネソウ。紫色の小さな蕾は葉っぱや柄、蕾の付き方からしてミヤマアカバナらしかった。これらの花もネットで調べるのに苦労した。

・下山は頂上宿舎から下はガスの層に突入して展望は無いが、日差しが遮られて涼しくて良かった。花を探しながら歩く分にはガスっていても問題ないし。写真撮影には花に直射日光が当たっていない方が都合がいい。安いコンパクトデジカメでは花に直射日光が当たってコントラストが高いと白飛び、黒潰れして色の再現性が非常に悪くなるので、日陰の方がいいのであった。

・登山道は下りの登山者の姿もあるが圧倒的に登ってくる登山者の方が多い。私のように日帰りと思われる軽装の登山者や小屋泊まりやテント泊と思われる人の姿が混じりあっていた。親子連れの姿もあった。

・秋道から大雪渓に入る場所では多数の登山者がアイゼン脱着の真っ最中。大多数の登山者は冬場に雪のある山には行かないようでアイゼン脱着に時間がかかっているが、私は慣れているので周囲より早く準備が終わって雪渓に立つ。ここも濃いガスで先が見えないが、霧の中から次々と登山者の姿が浮かび上がってくる。雪渓上でも登り/下りの人が多く見られたが、雪上歩行に慣れていない人の姿が目立つ。雪のある時期に山に登る人は圧倒的に少ないということだろう。

・雪渓から秋道に上がる地点もガスに覆われて涼しく、ここでもアイゼンを装着する人で賑わっていた。下り始めてすぐにガスの層を抜けて視界が開けるが、頭上は雲海の雲が覆っているので日差しが無く涼しい。ただし厚い雲ではなく隙間があり、場所によっては日差しが出て暑く、麦わら帽子を被って歩いた。暑さ対策の首の濡れタオルと扇が大いに役立った。

・建物が無い白馬尻を通過して林道に降り立っても、まだ登りの登山者とすれ違う。林道に出ると登山者とは思えない観光客らしい姿もポツポツと見られる様になる。大雪渓まで行くのであろうか。そこまで行けば涼しいよ〜

・帰りは長走沢で水浴び。水量は少なく橋を渡らなくても対岸へ簡単に渡ることができた。駐車場に到着するとほぼ満車だが数台の空きもあった。2年前には駐車場の整理員がいたが今は見当たらず・・・と思ったら、もっと手前の駐車場入口に整理員がいた。以前はここは一般登山者用ではなかったが、いつのまにか解放されたようだ。大した距離ではないのでこちらに駐車しても大きなロスにはならないだろう。それとも工事に伴う臨時措置かな?

 

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